いろいろ騒がれていることについて

 mixiのコミュニティでの書き込みとかいろいろ見ていると、なんとまあ悲観的な人の多いことか。以下、現在自分が思っていることを書きます。あくまでも一個人の意見なのであまり目くじらを立てないように。別になんの影響力もあたしゃ持ってませんから。


 まず、アオ、イチ、テルやフローデの退団を受けて、たとえば「アオを出すぐらいだったら代わりに○○を出せばいいのに。○○のほうがよっぽど使えない。」とかいう人がいる。そういう人に言いたいことはこれ。あなた、論外。同じチームの選手をそういう形で引き合いに出すのは明らかに間違い。その選手の気持ちも、その選手のファンの気持ちも考えていない。そもそも「○○を出せばいいのに。○○のほうがよっぽど使えない。」とか、何様のつもりで言ってるんだろう。面と向かってその選手に言えますか?
 つぎ。フローデがいなくなることを受けて、じゃあフローデの後釜を獲ってこないと、とかいう人がいる。そういう人にいいたいことは、こう。正直言って、別に無理に後釜を獲ってくる必要はないだろうと自分は思ってます。次の監督が採る戦術にもよるから。もしフローデのようなタイプを必要とする戦術を採るのであれば、そういう選手を獲る必要はあるだろうけれど、サッカーをする上で彼と全く同じタイプの選手が絶対に必要か、彼のようなタイプを中心に据える戦術を採ることがマストか、と言えば、そうでもない。ここは冷静に考えてほしい。
 もうひとつ。いろいろな選手が出ていき、いろいろな選手が入ってくるという話になっていることを受けて、来季は戦力ダウンだと決めつけている人がいる。そういう人に言いたいことはこれ。じゃあ、あなたは今いるほかの選手が絶対に成長できないということを保証できるんですか。それと、プロにまでなっている以上、その選手には必ず何かしらの長所がある。それが活きてくるかどうかは戦術次第。Aという監督のもとで全くダメだった選手が、Bという監督のもとで大活躍した、なんていうのはざらにある話。戦力ダウンと決めつけては、残る選手と入ってくる選手がかわいそうだよ。


 変化が怖いのは誰でも同じだけど、変化がないなら進歩もない。静岡はあったかい人が多い分、いまのチームとかいまのやり方に深い愛着があるのも分かる。でもね、高校サッカーとかもそうだけど、静岡以外が相対的に成長している中で、以前こそサッカー王国と呼ばれていた静岡がいまどうなっちゃってるのかを冷静に見て考えたほうがいいんじゃないかと思う。サッカー王国としてのプライドはあってもいいけど、そのプライドを守り続けるには、そのプライドを築くまで以上の努力が必要なんですよ。


 てなわけで、実は今回の移籍やら戦力外やらの話については、実は自分は全然悲観しておりません。もちろん、去る選手やスタッフに愛着はあるけれどもね。