ナビスコカップ準決勝 vs広島 2nd leg 1-1△(通算2-3●) @アウスタ 15:00 KickOff

清水:小野(後半42分)
広島:山岸(後半19分)


1-0あるいは2点差以上での勝利が求められる試合、しかもホームだというのに、前半に決定機を逃し、後半のああいうタイミングでみすみす先制を許してしまった時点で、甘い。ほかの部分については、試合を見られていないので多くは語りません。


でもね、


でもねでもね、ひとつ言いたいのはね


そろそろ限界だと思うんですよ。ケンタ体制も。
確かに、毎年のように上位争いをできるチームにはなった。でも、もう一伸びというところが足りない。つまりシーズン通して勝ち続けられるような戦い方とか、ここぞというところでの踏ん張り方ということなんだけど。
J開幕時からのケンタファンとしては、ケンタを監督に据えてタイトルを、というのが念願ではあるし、おそらく清水サポーターの多くも同じ思いを持っていると思う。けれども、やっぱりまだ何かが足りない。
一度、ケンタには現場を離れてもらって、その間数年間をもう一つ上のレベル、具体的には海外で勉強してきてほしい。それこそ武者修行のような感じで。競技は違えど、ジャイアンツの原監督だって一度現場を離れてからあれだけの成績を残してるわけだし(彼の場合海外に行ったりしたかどうかとかはよく知りませんが。まあそもそも日本の野球のレベルは高いからその必要はないのかもしれないけど。)。
ケンタを修行に出すとともに、チームとしても体質は改善していかないとだめでしょうね。もしかしたらクラブとしては、ずっと上位争いしてJ2落ちさえしなければいいというアタマもあるかもしれないけど、そんなことばっかりやっていたら長期的にみたらサポーターが離れていく事態を招くだけ。ここいらでエスパルスOBや静岡の人間以外の血(というか考え方)を取り込むのもいいんじゃないだろうか。それがワールドクラスの選手なのか監督なのか、それは選択次第だけど。選手だとしたら、昔の名古屋にとってのピクシーや、磐田にとってのドゥンガのような人物。監督だとしたら、今の鹿島のオリヴェイラのような。とにかく、今いる選手にとって「目からウロコ」といえるような発見を与えてくれる人物がいい。だって、兵働とか枝村とか、藤本、岡崎も含めて、今の生え抜き主力のほとんどはケンタさんしか知らないわけだから。
清水には、サッカーどころとしての誇りとプライドがあると思う。けれども、近年の高校サッカーでの清水勢のみならず静岡勢の戦いぶりをみていると、少なくとも勝ち進み具合だけで判断すれば、かなり長い間時間が止まっている(あるいはほかと比べて進み具合が遅い!)ように僕の目には映ってしまう。外様の自分が言うのも失礼な話かもしれないが、そろそろ、目を覚ますべき時なんじゃないだろうか。


以上、批判というより、前向きにこうなっていってほしいというお話でした。


※あと、結局「見通し」を更新できなかったことをここにお詫びいたします。